『最強のふたり』
<あらすじ>
スラム街出身の青年ドリスは大富豪フィリップの介護者選びの面接へ訪れる。他人の同情にウンザリしていたフィリップはドリスを採用することに。そして正反対の二人は最強の友に…
障害について考えさせられる映画だった。
以下自分の考えを整理したものです(読むに足らないものです)
10代とかそれ以前の自分は
「障害者」とか「障害をもつ人」のことを
無意識にいわゆる「健常者」と別のカテゴリーにわけて見ていた。
映画にでてくるドリス以外の介護希望者の人たちも、多分そうなんじゃないかと勝手に思ってる。
でも、これは間違った見方でした。
障害は文字の通り「さまたげになるもの」という意味で、
それ以上でもそれ以外でもない。
「障害者」とか「障害をもつ人」は
何かしようとするとき障害がある人のことであって、
新しいカテゴリーなんかに分けることはなかったんです。
しかも、この障害っていう言葉も多数派の傲りだった。
多数の人ができてごく一部の人ができないことがあると、できることを前提にして、できないことを「障害をもつ」と表現している。
こういう表現は
いわゆる「できない状態」でその人は完全体だ。って
ことを忘れやすくさせているんじゃないかと思う。
そんなこと当たり前だ。とか
こんなこと10代でわからなかったの?とか
エラそうにベラベラ語っちゃってまあ。(嘲笑)
と思ってる人がスクリーンの先に見える…気がします。
自分でも恥ずかしいです。
自分の中でもまだまだ整理しきれてなかったことを一つずつまとめていくしかないです。